新華網北京9月27日 中国電子情報産業発展研究院は26日、2020年に中国のVR(仮想現実)設備の出荷量が820万台に上り、市場規模が550億元(1元=約17円)を超え、一部技術や応用が世界をリードする水準に達すると予想されるとした。
ソフト、ハード技術の突破〈ブレークスルー〉によってVR製品は性能が向上し、価格が下がり、人々の生活に急速に入ってきている。同研究院やVR産業連盟などの機関が同日、北京で開いた中国VR革新〈イノベーション〉起業競争スタート式典で中国工程〈工学〉院の趙沁平院士(会員)は次のように指摘した。目下、VR産業は急発展期を迎え、広大な市場と革新体系が整っている中国はこの分野で世界的成長センターとなることが見込まれる。しかし、中国のVR産業はまだスタートアップ企業が中心で、産業の成熟度が低い、コア基幹技術掌握が足りない、応用環境が整っていない、人材が不足しているなどの問題があり、各方面の力を結集し、発展の協力体制を形成し、全体的競争力を高める必要がある。
企業の革新活力を引き出し、産業技術人材を育成するため、中国電子産業発展研究院、VR産業連盟、国科創新創業投資有限公司は同日、初の中国VR革新起業競争を正式に開始した。産業チェーンの研究開発、生産、販売などの部分を担う中小企業とベンチャーグループから人材や優れた事業を選抜し、また資本を導入し、革新企業を支援し、技術の応用を推進するとしている。
(新華社より)
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